24時間体制の救急病院では、交通事故や怪我、急激な疾病の発症など、急を要する患者が運ばれてくることが多いです。緊急性が高いため、迅速に対応をして適切な治療を受けなければ命が危ないケースも少なくありません。そのため、救急病院などに勤務する看護師には臨機応変な対応力と、幅広いスキルと経験も必要です。
救急ナースとして働くために、看護師の資格以外に特別な資格は必要ありません。総合病院や個人クリニック、救急病院などでスキルや経験を積むことで、救急医療の分野で活躍をすることができます。救急の現場では、しかし、夜間や深夜、早朝などでも対応をする必要があるので、体力が必要な仕事でもあり、大変な面も多いのが実情です。しかし、これまで培ってきたスキルや経験を生かせるため、非常にやりがいを感じられる職場でもあります。また、給与も高めに設定されていることが多く、安定した収入を得られるのも魅力です。
救急病院は女性はもちろん、男性も数多く活躍をしています。特に働き盛りの年代は、生活費や子どもの教育費、親の介護費用などが必要になる歳でもあるので、高い収入を得るために救急ナースになりたい人も増えているようです。救急病院の看護師として働くのに向いている人は、責任感があり、真面目で忍耐強い性格の人でしょう。給与や待遇面がマッチするかどうかも大事ですが、看護師向けの求人は多数あるので、一般か救急かどちらで看護師として働きたいのかなど、自分に合った職場環境を選ぶことも大事です。